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徹底比較 ホテルアムステルダムとホテルヨーロッパのクラブラウンジ

ハウステンボス内には、クラブラウンジ(クラブフロア)ができるホテルが2つあります。1つはホテルアムステルダム。もう1つはホテルヨーロッパです。

ホテルアムステルダムのローラアシュレイラウンジについてはこちら、ホテルヨーロッパのクラブヨーロッパについては、こちらこちらに書いたのですが、今回は、この二つを徹底的に比較してみます。

ハウステンボス内ホテル好きすぎて、長いです。ごめんなさい。
読むのが辛い方は、目次だけ見たら、それなりにわかる…ように書いたつもり…ですが、目次も長い!

この記事の目次

  1. 2つのホテルのクラブラウンジの基本的しくみの違い
    • ホテルアムステルダムは、ローラアシュレイルーム予約=ラウンジ利用
    • ホテルヨーロッパは、好きな部屋にクラブラウンジサービスをつける
    • ホテルアムステルダムはカジュアルで気楽、ホテルヨーロッパは高級志向
  2. ゲストの年齢制限の違い
    • ローラアシュレイラウンジは年齢制限なし
    • クラブヨーロッパは小学生以上
  3. ラウンジの位置・あつらえの違い
    • ローラアシュレイラウンジは、ローラアシュレイルームと同じ4Fホール
    • クラブヨーロッパは、1F元プレミアスイートルーム
  4. ラウンジで受けられるサービスの違い
    • ローラアシュレイラウンジは、アフタヌーンティ+朝食+他
    • クラブヨーロッパは、アフタヌーンティ+3(朝昼夕)食+他
  5. まとめ




1. 2つのホテルのクラブラウンジの基本的しくみの違い

ざっくり違いを書くと、以下のようになります。

ホテルアムステルダム:ローラアシュレイルームを予約すると、ラウンジ利用も自動的についてくる。ローラアシュレイルームの部屋数は不明だが、10部屋くらいと勝手に予想。

ホテルヨーロッパ:部屋の種類に関係なく、クラブラウンジ利用をつけることができる。1日6家族(6部屋)限定。ただ、2016年まで、1日5部屋だったような気がするんですが、記憶違いかもしれません。

ホテルアムステルダムは、ローラアシュレイルーム予約=ラウンジ利用


ホテルアムステルダムは、「ローラアシュレイに泊まる=(イコール)クラブラウンジ利用ができる」です。ローラアシュレイルームは全て4Fのローラアシュレイフロアに集結しており、4Fに上がるにはエレベータの行き先パネルに特別な鍵をつけないと、4F自体に入れません。

ローラアシュレイルームに泊まれる人数=クラブラウンジを利用できる人数が何人なのかはわかりませんが、ホテルアムステルダムの総客室は202室。ホテルアムステルダムは4階建てで、1Fの相当部分はレストランやフロント、売店などに割かれており、2〜3Fはデザイナールームになっています。

そのことから考えると、4F部分の客室数は50室ほど。ホテルアムステルダムは長いホテルなんですが、そのうち真ん中あたり(アトリウムを囲むように設けられている部屋)がローラアシュレイルームに相当する部屋かなぁと、勝手に推測しています。この推測が当たっていれば、ローラアシュレイルームは、たぶん10部屋、多くて15部屋くらいのはず。

ホテルヨーロッパは、好きな部屋にクラブラウンジサービスをつける


ホテルヨーロッパでは、部屋の種類に関係なく、クラブラウンジ利用をつけることができます。ただし、1日6家族(6部屋)限定です。

ただ、尋ねたことがないので、確信はもてませんが、一番安いロフトの部屋(=フラワールム)は、たぶん、クラブラウンジ利用をつけられないんじゃないかな。もし、ロフトに泊まってクラブラウンジ利用したよ〜って方がいらっしゃったら教えてください。 2017年4月23日追記:こちらの料金業では相変わらずロフト部屋が一番安いのですが、現在、ロフト部屋はフラワールームにリノベーションされ、一番安いのはスタンダードツインになりました。また、フラワールームでもクラブラウンジサービス受けられます。


ホテルアムステルダムはカジュアルで気楽、ホテルヨーロッパは高級志向

「ホテルアムステルダムはフロアで分かれていて、ホテルヨーロッパはフロアにも部屋に関係なくサービスがつけられる」、この仕組みの違いは、ホテル自体の格式の差によって生じたものと勝手に想像しています。

ホテルアムステルダムはもともと、カジュアルで気楽なホテルとして誕生しています。一昔前まではたとえスイートルームであっても、かなりカジュアルな雰囲気でした。カジュアルで気楽な雰囲気はそのままに、ホスピタリティを追求したのがローラアシュレイフロアのローラアシュレイルームなのではないかと、やっぱり勝手に想像。

ホテルヨーロッパは、ハウステンボス内のホテルの最高峰として誕生しており(迎賓館を除く)、一番安い屋根裏部屋(スタンダードツイン)であっても高級感のある佇まいをもちます。つまり、どの部屋も「カジュアルではない」のです。つまり、当時の考え方としては、たぶん、ホテル全てがクラブフロア的な存在だったのではないかと(と、勝手に想像)。

それを反映してか、クラブラウンジができたのは、ホテルアムステルダムが先です。2013年には、すでに、ローラアシュレイラウンジでウエルカムドリンクや朝食、おやつなどが提供されており、2014年には今の形で完成しています。


2. ゲストの年齢制限の違い


ホテルアムステルアムのローラアシュレイラウンジは、年齢制限なし

極端な話、赤ちゃんを連れて行っても大丈夫です。ただし、添い寝の子供でラウンジを利用する場合は、+7,000円/人のラウンジ使用料金がかかります。

ホテルヨーロッパのクラブラウンジは、小学生以上から

添い寝(小学生以上)の子供でラウンジを利用するときは、+15,000円/人のラウンジ使用料金がかかります。

ホテルヨーロッパは、2015年までは中学生以上からだったのですが、2016年夏には小学生も利用OKになっていました。私たちは、それまで、ホテルアムステルダムのローラアシュレイ利用してきましたが、2016年からころっと裏切って、ホテルヨーロッパのラウンジ利用になったのは、そういう理由です。

3. ラウンジの位置・あつらえの違い

クラブラウンジを利用するにあたって、ラウンジの位置というのは非常に重要です。

ローラアシュレイラウンジは、ローラアシュレイルームと同じ4Fホール

宿泊している階とラウンジが同じ階というのは、すごく便利です。何しろ、ホテルから一歩も出ずに用が足りてしまう。

この点、ローラアシュレイラウンジは、ローラアシュレイルームと同じ4Fにあり、非常に便利。

しかも、ローラアシュレイラウンジは、エレベーターを出てすぐ右のホールにあります。つまり、部屋に戻るときに必ず通る場所にあるんです。疲れて帰ってきて、部屋に戻る前に飲み物を飲んでから戻ってもいいし、シャワーを浴びてさっぱりしてからラウンジで寝る前の飲み物摂ってもいい。

記憶が曖昧な上に、写真がほとんどないので、かなり間違っているとは思いますが、見取り図のようなものを描いてみました。クリックすると大きくなります。



ホールとは言っても、もともと、この位置には客室があり、それを潰してローラアシュレイラウンジにしているので、窓からの眺めも悪くありません。ローラアシュレイラウンジは海側に面しており、目の前には大村湾が広がります。

ただし、逆に、廊下の延長のような場所にあるので、4Fゲスト(=ローラアシュレイルーム宿泊者)はけっこうな頻度で通ります。お行儀のいい人がほとんどなので、私はうるさいとは感じませんでしたが、気になる人は気になるかもしれません。

また、ハウステンボス園内で遊んでいて、飲み物だけ補給したい場合も、一旦4Fまで登ってくる手間があります。そして、4Fに戻ってくると、居心地がよすぎて、高確率で園内に戻りたくなくなってしまうという罠に陥ります。

ホテルヨーロッパのクラブラウンジは、1F、デ・アドミラルの斜め向かい


一方、ホテルヨーロッパのクラブラウンジは、1Fにあります。部屋に戻る前に立ち寄るのなら良いのですが、一旦部屋に戻ってしまうと、ラウンジ利用のためだけに下に降りてくるのは面倒。

使ってナンボのラウンジなのに、使うのが面倒くさくなってしまうんですよね。特に、私は、高層階の扇型のラグジュアリーダブルの部屋が好きなので、そこに泊まってしまうと、ラウンジ利用する気をなくしてしまいそう。

さらにやっかいなのが、ホテルヨーロッパのルームサービスの食事が、これまた美味しいんです。ラウンジ利用するよりも、ルームサービス利用した方が断然楽なので、心がぐいっとルームサービスに引っ張られてしまうんですよね。

また、ラウンジに篭ってしまうと、アンカーズラウンジ(宿泊客でなくても入れるラウンジ)のクラシック演奏が楽しめないという残念なことになってしまいかねません。

ただ、逆に、1Fにあるので、園内で遊んでいるときに、途中で小腹が空いたり、喉が渇いたりした時には便利です。

せっかくなので、こちらの方もお絵描きしてみました。例によって、写真撮ってなくて、ほとんど記憶から描いたので、相当に間違っていると思います。でも、なんとなくわかってもらえるかな? テラスには出られます。あと、一番右側の部屋は図書室ですが、この部屋はチラ見しかしてないので、全然思い出せません。部屋の大きさやテーブルの数とかも、たぶん、かなり間違えてるはず。クリックすると大きくなります。





4. ラウンジで受けられるサービスの違い


誤解を恐れずに、簡単にいうと、
ホテルアムステルダムのローラアシュレイラウンジ<ホテルヨーロッパのクラブラウンジ

ですが、
そうでもなかったという友人からの報告(←ココに書きました)もあり、只今、私の頭の中が迷走中です。この夏にまた利用予定なので、ご報告しますね。

ローラアシュレイラウンジは、アフタヌーンティ+朝食+他

ローラアシュレイルーム宿泊者は、ローラアシュレイラウンジでアフタヌーンティを楽しみながらチェックインができます。これが、ローラアシュレイルームの一番のウリでしょう。フロントで並ぶことなく、座ってチェックインできるのはとても楽です。

食事は、その日の夕食のオードブルと、翌日の朝食がでます。連泊の人は昼食にも軽い食事がでます。

ただ、ちゃんとした食事は翌日の朝食だけで、夕食はオードブル程度のもの、昼食(連泊の人だけですが)はリフレッシュメント程度のもの。だから、ここでしっかり食べる設定ではなくて、例えば、パーク内のレストラン・プッチーニなどの予約をとっておき、その前に前菜代わりに食べる感じ。

ですが、きちんと美味しいし、少食な人ならこれで十分という量が出ます。品数は決して多くないけど、食事代わりにしても満足です。

以下、ホテルアムステルダムの公式サイトから転載した、ローラアシュレイラウンジでの食事等についての記載です。

CLUB FLOOR & ROOM より転載


クラブヨーロッパは、図書室あり。アフタヌーンティ+3(朝昼夕)食+他

ホテルヨーロッパのクラブラウンジ利用者は、クラブヨーロッパでアフタヌーンティを楽しみながらチェックインができます。やはり、これがクラブヨーロッパの一番のウリでしょう。フロントで並ぶことなく、座ってチェックインできるのはとても楽です。クラブヨーロッパにはテラスもあり、テラスに出て、水鳥を眺めながらのチェックインは楽しいものです。

また、図書室もあり、誰にも邪魔されずに居座ることができます。残念ながら、娘がパークに出たがるので、居座ることはできませんでしたが。

食事は、その日の夕食(軽食)と、翌日の朝食、そして連泊でなくても昼食(軽食)が出ます。

私が泊まったときには、夕食で、当然のようにご飯も出たし、お寿司もあったし、刺身もあったし、品数もローラアシュレイの2倍くらいはあったように思ったのですが、先出のように、友人の時は違ったようで、申し訳なく思っています。

以下、ホテルヨーロッパの公式サイトから転載した、クラブラウンジでの食事等についての記載です。

HOTEL EUROPE CLUB LOUNGE より転載



5. まとめ

ホテルアムステルダムのローラアシュレイラウンジのいいところ

  1. ローラアシュレイルームと同じ階にあるので、利用しやすい
  2. ローラアシュレイルームに泊まっている人全員がサービスが受けられるので、大人数での兄弟姉妹会でも、ローラアシュレイラウンジで集合できる
  3. ”オードブル” ”リフレッシュメント”は品数は少ないけど、きちんと美味しく、量もそれなりにあるので、食事の代わりには十分なる
  4. ホテルヨーロッパのラウンジサービスに比べるとコスパが良い

ホテルヨーロッパのラウンジのいいところ

  1. 1Fにあるので、部屋に戻らないで、ラウンジだけ利用したい場合には便利。
  2. 食事の質が高級(でも、上述の”事件”もあり、この夏確認予定)
  3. ラウンジに重厚感がある
  4. 図書室もあるので、誰にも邪魔されず居座ることもできる
  5. ラウンジで受けられるサービスが上質
  6. どの部屋に泊まっても、ラウンジサービスだけつけることができるが、1日6組なので、混み合うことは皆無

利用者別のおすすめ

家族連れ:ローラアシュレイラウンジ
恋人または新婚さん:クラブヨーロッパ
小さな子供連れ:ローラアシュレイラウンジ
母娘2人旅:クラブヨーロッパ
女子旅:ローラアシュレイラウンジ
小学生の元気な男の子がいる場合:どちらもあまりおすすめじゃないかも(甥っ子は「お花やケーキに囲まれて」げっそりしていました)

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